アイヒマンを追え!、ドイツの戦後の知られざる闘い

アドルフ・アイヒマンを地球の裏まで追いかけて裁判にかけた影の功労者、フリッツ・バウアーというユダヤ人の検事長の映画を見ました。知らない名前だなぁと思ったら、ドイツでもそんなに有名な人物ではないようです。映画の監督も彼を知らずに大人になって、知るとこんなにすごい人物は世界中に知ってほしいと思って、「アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男」という映画を作ったのだといいますΣ(゚д゚|||)

戦後もドイツの要職にナチスの党員は大勢いたんですね。幹部が捕まると自分たちも危ないという保身から逮捕のために動きません。驚いたのがアメリカもドイツが弱体化しすぎるとソ連をけん制できなくなるため、積極的に幹部を捕まえようとはしていなかった状況でした。

そんな中、戦犯を必死に探し続けるのがこの映画の主人公フリッツ・バウアーです\(^o^)/ 彼はユダヤ人でしたが亡命して戦後帰国した人物で、孤立無援でも頑張っているのは個人的な復讐心だと誤解されることもあります。

バウアーは信頼関係のある部下であり心の友人ともなったカール・アンガーマンと二人でアイヒマンの潜伏先の証拠を集めて、イスラエルのモサドの協力で誘拐しました。これ、本当にそんな無茶苦茶だよと思うような、逮捕じゃなくて誘拐です(苦笑)

アイヒマンを捕まえてしまえばこちらのもの、と思ったのもつかの間、各所圧力があり結局ドイツで裁くことはできませんでした。しかも自国じゃなくてイスラエルに情報を漏らしたバウアーも経緯を知られたら国家反逆罪に問われてしまいます。バウアーは覚悟の上でやったのですが、バウアーの周りは彼を守ろうとしました(´ω`人)

笑っていいのか、いや、真剣なんですけど実はバウアーもアンガーマンも男色趣味があります。今でこそ同性同士の結婚まで制度としてあるドイツですが、当時は自然に反する罪とかで刑罰の対象でした。バウアーはガードが固いんですけど、アンガーマンが陥れられて、バウアーを反逆罪で告発しないならそれをばらして逮捕させるとナチスの党員から脅されました(゚△゚;ノ)ノ しかし、アンガーマンは屈せずバウアーに諦めないで闘うように言ってから出頭します(/∀\*)

アンガーマン、タイプだったのに私は女性だから彼の眼中に入らないのね~(⑧.⑧)ウルウル バウアーも同年代なら性格に惚れているかも……(〃▽〃)

じゃなくてですね(笑)、バウアーが闘い続けると宣言するところで映画は終わりですが、後日談としてアイヒマン裁判の後、アウシュビッツ裁判というものでバウアーはナチスの党員を要職から一掃しました。彼がアイヒマン逮捕に貢献したことは死後10年して知られたそうです。亡くなってから功績が分かるなんて、バウアーは男気がありすぎます(*≧∪≦)

映画を観て一番思ったのは今のドイツがあるのは、戦前だけじゃなくて戦後も長い闘いがあったんだなということです。A級戦犯が戦後の総理大臣になって、いまだにそのこと自体を政府として問題にしない日本とは大違いだなと思います。他の国に反省していないと言われても仕方ないところがあるかもしれませんよね|ω・`)

それからバウアーとアンガーマン、どちらが欠けても大事を成しえなかったと思いますp(*^-^*)q バウアーは確固たる正義を持っていて、こういう人物は孤高で社会性があまりありません。アンガーマンはバランスの取れた人物ですが、何かを判断するのに時間がかかります。二人がお互いにないところを補い合ったからこそ大きなことをできたのでしょう。

観て良かったと思う映画の1つでした。まだ放映中ですので興味のある方にはオススメしますヾ(o´∀`o)ノ


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2017.7.5  管理人 在嶺結為
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